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06/23 : 小笠原の旅5 「おすすめスノーケリングスポット」

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小笠原丸が出向するときダイビングボートなどが一斉に
島から去っていくのを見送ってくれます。

小笠原の旅の最後に
おすすめのスノーケリングスポットを紹介します。

●二見港の灯台下のエダサンゴの群生
二見港内にある灯台へ続く防波堤の前から、小笠原海洋センター前にかけての広い範囲に、エダサンゴが繁殖しています。ここは内海のため、波もなく、流れもない、静かな海なので、安全にスノーケリングをするには最高の場所です。

水深2mくらいから、なだらかに深くなっていく斜面にエダサンゴがびっしりとはえています。浅瀬や堤防よりでは、サンゴがかなり痛んでいるところもありますが、堤防から少し泳ぐと、一面が鮮やかなエダサンゴのカーペットでした。

白サンゴの中に輝くようにところどころに見える
青色のエダサンゴがとくに美しく、
何時間スノーケリングしていても飽きません。

●兄島瀬戸のサンゴのお花畑
兄島と父島の瀬戸は流れが速いため、兄島側南端のスポットには自分で泳いで行くことはできませんので、スノーケリングツアーに参加する必要があります。

ここのサンゴはすこぶる元気で、カラフルな熱帯魚が群れをなして泳いでいます。水の入れ替わりがあるので透明な水中を楽しめますが、けっこう水温が低いので、ウエットスーツがあるといいかもしれません。

●釣浜
兄島瀬戸に面した、父島北端の小さな入り江。その名のごとく、魚影が濃く釣りにも最適。竹ざおの釣りで(基本的に小笠原の釣りは竹ざおで十分)次々と獲物がかかります。
水中は浜に近いほど流れがないため透明度も低く、サンゴもほとんどないのですが、50mほど沖に行ったあたりからサンゴや魚が増えてきます。

100mほど沖はスノーケリングツアーのスポットになっていて、ときどきボートが停泊し、スノーケリングをしている人たちがいます。このあたりまで来ると、サンゴも魚も見ごたえがあります。
ただし入り江の端の兄島瀬戸に接している部分は、急に流れが速くなっていますので、十分に注意が必要です。それを注意するための看板が浜にもありました。

●コペペ海岸&小港海岸
どちらも台風や低気圧などが来ない限り、穏やかなビーチです。父島北部の釣浜や兄島瀬戸に比べると、ビーチが白砂なので水中が明るいため、解放感がまったく違います。

サンゴも湾の真ん中くらいまで泳げはけっこう発達していますので、ビーチとスノーケリングと両方をいっぺんに楽しめる、小笠原では一番人気のビーチです。

●ジョンビーチ&ジニービーチ
ここは、水中のサンゴや魚を楽しむというより、真っ青なクリアな海中を海とひとつになることを味わうところだと思います。ゆっくりとスノーケリングとしているだけで、心と身体からいらないものが海へと流れていくでしょう。

●南島の扇池&サメ池
南島に上陸するためには、南島のツアーに参加する必要があります。私はドルフィンスイムのやりすぎで疲労困憊になり、南島ではほとんどスノーケリングを楽しめませんでしたが、ちょっと見ただけでもその素晴らしさはわかりました。
もし、南島を楽しむのなら、ドルフィンスイムとセットになったツアーではなく、南島だけのツアーに参加したほうが、青い海と貴重な生態系をもつ南島を堪能できると思います。

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父島のメインストリートから二見港ごしに入道雲を見る。
写真でわかりませんが虹もかかっていました。

台風に遭遇したり、おぼれそうになったり、小笠原ではいろいろなことを体験しましたが、私にとって本当に素晴らしい旅でした。

もし、みなさんが小笠原に行く機会がありましたら、二見港周辺で過ごすだけではなく、ぜひ島のあちこちに、自転車や徒歩で出かけてみることをおすすめします。
すると、自分の中で、もうひとつの自分が存在していたことに気づくと思います。本当の自分と言えるかもしれませんが…。きっと自分も自然の一部だったんだと思い出すことができるでしょう。

私は、この日本に小笠原という「聖域」が残されていたことに感謝します。

自分の中に流れている
自然時間を思い出す島。

小笠原には人間の心と身体を
本来あるべき姿へと
戻す力があるようです。

ぜひいつか、もう一度、今度は2週間くらいかけて、さらにゆっくりと小笠原を味わってみたいと思っています。


(次回からは、ついに沖縄の離島めぐりの旅。
まずは宮古島諸島からスタートです)


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06/18 : 小笠原の旅4 「ジョンビーチ&スノーケリング」

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小港海岸から、山道の登り下りを歩いて1時間半で、ジョンビーチにたどり着く。

小笠原の父島の南端にある、ジョンビーチとジニービーチは、小笠原の中でも格別に美しいビーチです。ただ、飛び切り上等なビーチを味わうためには、セイシェルのアンセ・ラジオビーチと同じように、ひたすら歩かなければなりませんが…(笑)。

ジョンビーチへの道は、小港海岸の横から入ります。
まず中山峠まで30分の登りで、ひと汗かきます。
しかし、頂上から見下ろす小港海岸とコペヘ海岸の白砂の美しいビーチは、
父島の中でもおすすめのビューポイントのひとつです。

中山峠を下るとブタ海岸に出ます。ここは、小笠原では珍しい黒砂のビーチで、弓なりの入り江となっているため、とても静かなところです。人もほとんど泳いでいません。みんな、手前の小港海岸か、終点のジョンビーチへといってしまうからです。

その理由は海の中にあります。
サンゴもあるし、サカナもいます。
まあまあのスノーケリングポイントです。
でも、ネムリブカがうようよいるのです。
やはり、あの姿を見てしまうと
ゆっくりスノーケリングする気にはなれません。
人がいない原因は、サメだったのです。

ブタ海岸を過ぎ、再び登り下りを繰り返します。
初めは緑が多い山道も、次第に緑がなくなっていきます。
高い木はなくなり、低木や笹などの植生に移り変わると
日差しが容赦なく体に刺さるように注ぎます。

小港海岸から1時間半近く歩けば、ジョンビーチまですぐ。
このあたりの崖から眺める海の色は、
小笠原の中でもひときわ青の色が違う。
沖縄の青と比べても、青が濃いように感じる。

でもその青の深さは決して暗くない。
濃いのに透き通っている。
それが矛盾せずに両立しているのだ。

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ジョンビーチは石灰岩が隆起した独特の地形にあるビーチ。

ジョンビーチの写真の海の中に見えるサンゴ礁のような影は、サンゴではありません。石灰岩の塊です。岩の上はかなり滑るし、ごつごつして痛いですから、素足は危険です。できればスノーケリングブーツがほしいところです。

ジニービーチはジョンビーチのすぐ隣にありますが、そこに行くには、ビーチ横の山をロープを伝って登らなければなりません。この坂がかなり急で、しかも足場が悪いため、ジョンビーチからジニービーチへ行く人はほとんどいませんでした。

そういう私も、山を登ろうとしたのですが、すでにジョンビーチについた時点でヘトヘトに疲れていて、しかも、木が一本もない真夏の日差しが照りつける暑さで、途中であきらめました(笑)。

ジョンビーチには当然、休憩施設もトイレも売店も水道すらありませんので、水の携帯は必需です。できれば一人あたり1リットルは持ってきたほうがいいと思います。
往復で徒歩3時間。しかも、海に入ることを考えたら、それでも足らないくらいかもしれません…。

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ジョンビーチの海の中。サンゴはまったくない。魚は小港海岸や
コペペ海岸に比べると、地味な色が多い


ジョンビーチの海中は石灰岩の岩場を過ぎると急に深くなっていて、そこから先は透明度が高く、ずーっと沖まで見渡せます。魚もこのあたりがジョンビーチで一番多かったと思います。

ビーチは砂浜というより、砂+岩場という感じで、独特の雰囲気があります。南の島で、白い石灰岩の岩場のビーチは、私の経験では、このジョンビーチと南島の扇池だけだったと思います。
ただ、木陰がまったくないので、夏の日中に長時間、このビーチで過ごすのはちょっとつらいかもしれません。帰りの体力も温存してすごしたいものです。

また、ジョンビーチとジニービーチの沖合いは、南島との瀬戸となっているので、非常に流れが早く、けっこう流される人がいるそうです。私たちが行った年も亡くなった人がいたということでした。
誰も助けを呼ぶことはできないので、スノーケリングは自己管理でやってくださいね。

(次回は、小笠原最終回「父島その他のスノーケリング・ポイント」)


06/15 : 小笠原の旅3 「ドルフィンスイム&南島上陸」

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小笠原にはハシナガイルカ(写真)とバンドウイルカの二種類のイルカが生息する。

台風が去って、小笠原のどこにスノーケリングに行こうかと思っていたところ、プーラン泊まっていた人が、「ドルフィンスイムがすっごく良かった~」と興奮しながら、宿に帰ってきました。
体から楽しいオーラが発せられていて、ワクワクと高揚している姿を見ていたら、私も行きたくなって、さっそく翌日のツアーに申し込みました。

小笠原でドルフィンスイムができることは知っていたのですが、小笠原に実際来るまでは「絶対にやりたい」と思っていたわけではなく、ただのんびりと南の島でゆっくりとしながらスノーケリングでもしようと考えていただけでした。
当時の私は、前の会社を辞めて1年以上も仕事をしていなかったので、そろそろ動き出さなければならないことをヒシヒシと感じ、プレッシャーも受け(笑)、じゃあ、その前に小笠原でリフレッシュでもしようかと思って、はるばる船で来ていた状態でした(笑)。

ドルフィンスイムのツアーはたくさんあって、どれにしようかと迷いました。でも、どうせなら、南島上陸と兄島瀬戸でのスノーケリングがセットになっているものがいいよね、ということになり丸1日の豪華ツアーに参加することに決めました。
(現在は、南島の上陸には1日の人数制限があって、ガイドとともに行かなければならないことになっているという話を聞いていますので、ドルフィンスイムとセットになったものがあるかどうかはわかりません。ご確認ください)

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写真のバンドウイルカはとても元気で、ハシナガイルカより遊んでくれる。

ボートに乗り込み沖に出ると、台風余波の高波が待ち受けていました。
ジェットボートの推進力は強烈で台風の巨大な波を突き抜けるように波を飛び越えて進んでいきました。

一瞬、体が空中にふわっと舞い上がり、
次の瞬間、ドカンと甲板に打ち付けられた。
波を乗り越えるたびに、
腰と背中に着水の衝撃が走る。
どこかにつかまっていなければ
船外に放り出されるのは間違いない。
フィリピン・バリカサグの島渡しの
何倍もの強烈な荒々しさだった。

ボートはイルカたちがいる海を何カ所か回り、イルカを見つけると遠くに停泊し、そのたびに私たちは海に飛び込み、イルカの群れにスノーケリングで近づいていく。少しでもイルカと一緒に泳ぎたいという思いがありすぎて、自分でも気がつかない間に、ついつい荒波を泳ぎすぎて、ヘトヘトになるまで海の中を遊泳しました。
そして、体力を使い果たしてしまいました。でもじつは、このオーバースイムが、あとでとんでもないことを引き起こすことになったのです。

イルカの目はとても愛らしかった。
キュッキュッキュッ
泣き声は、まるで天使のようだった。
彼ら彼女らはとっても気まぐれ
その無邪気さが心地よかった。

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南島の扇池。写真奥にある穴を通して、外海とつながっている。

ランチを食べるために南島に上陸。
扇池まで歩いて、日陰をさがして、シートを開き、美味しい食事を…という楽しい時間なのですが、オーバースイムで疲れすぎていて、ランチを食べる気があまりしなかったのです(笑)。
みんな扇池に繰り出して、美しい海をスノーケリングしているというのに、私の心と体はヘロヘロだったのです。

南島にはサメ池という湾にボートを接岸して上陸します。なぜ、サメ池かという、そこはネムリブカが産卵のために訪れる場所だからです。実際、水面から中をのぞいてみると、じっとしているサメがあちこちにいます。
サメ池のまわりはサンゴが発達していて、上から見てもとってもきれいなので、スノーケリングをしてみようと中に入りました。

でも、落ち着いていられません。いくら、ネムリブカは刺激しなければ安全だと聞いていても、現実にサメを目の前にするとそんなことはいってられません。ちょっと潜っただけで、すぐに上がってしまいました。
実際、そこでスノーケリングしている人は、誰もいませんでしたから…。やっぱり、みんなサメが怖いんだろうな~(笑)。

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ボートから見たジニービーチ。真っ白な小さなプライベートビーチ。

昼食後、父島の南端にある「ジニービーチ」へ。
ジニービーチのある南島周辺の海は、小笠原の中でも特別に美しい海が堪能できます。真っ白な海底のためか、太陽の光が白砂に反射して、青というかペパーミントブルーに近い、透明な輝きを放っているのです。

ジニービーチに船が近づき、「上陸したい人はどうぞ」と言われたので、「マスクとフィンは必要ですか?」と聞くと、「すぐ近くだから大丈夫」ということで、海に飛び込みました。
これが大失敗だったのです。

飛び込んだ瞬間、エッ、足が下に着かない。
そこは急に深くなっているため、足は中に浮いたままだったのです。ビーチまではほんの10mくらいなのですが、ヘトヘトに疲れた体にはけっこうシンドイ距離でした。

なんとかビーチにたどり着き、一息していると、すぐに「戻りますから船に戻ってください」と言われました。船を見ると、降りたときより、ずっと遠ざかっています。「あそこまで泳ぐのかぁ…」と思いながら泳ぎ始めました。

しかし、いくら足で水をかいても前に進みません 。あとから冷静に考えてみたら、スノーケリング用のブーツを履いていたため、いくら足で水を蹴っても足はむなしく水の中を動くだけだったんですね…(泣)。
しかし、そのときはそんな冷静さはなく、頭は混乱状態でした。しかも体力も使い果たしていたため、アップアップしながら、なんとか船の近くまでたどり着きました。

体力の限界に達したころ、
船の手すりまで50cmに。
「やった、これで大丈夫だ」
手を伸ばした瞬間、
船が急に向きを変え始めた。

うわー!
手すりは手からすり抜け、
私は船の下に巻き込まれた。
スクリューに巻き込まれたら死ぬ。
(本当はジェットボートなので大丈夫なのですが)

必死で水面へと脱出を試みた。
なんとか船の横に出るものの
すでに体力は力つきていた。

ああ、もうだめか。
私はこのまま死ぬのかな。
死って簡単なものなんだな。
…と思っているとき
「あそこでおぼれている人がいる」
という声がして浮き輪が投げ込まれた…。

そして、今こうやってブログを書いている私があるわけです。ああ、よかった。

ところで、私がドルフィンスイムを本当に心の底から楽しめたのかというと、それは少し疑問が残ります。その理由はとても複雑で、私の心の葛藤とも関係しますので、そのプロセスについてはカテゴリー「たましいの旅/リアル・スピリチュアルライフ」に説明したいと思います。

(続いて、小笠原のスノーケリングスポットとジョンビーチについてアップする予定です)


06/13 : 小笠原の旅2 「世界一の夕焼けが見れる島!!」

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プーラン・プーランの屋根の上から眺めた夕日。美しさに言葉が出ない…。

小笠原で宿泊した「プーラン・プーラン」(以下プーラン)は、自然の中にコテージが点在する、とっても緑豊かな環境にありました。水着のまま入る露天のジャグジーもあり、夜は満天の星空の下、ビールを飲みながらゆったり過ごすこともできます。
私たちが泊まった1997年当時は、一泊5,000円(食事なし)でしたが、長期滞在者は500円の割引があったので、一泊4,500円の食事なしの料金でお世話になったと思います。

プーランはオーナーの清水さんが、手作りで建てたコテージで、エコロジーな考えがいたるところに取り入れられています。まず、宿で使う石けん類は、すべて廃油から手作りされたものです。そして、水はリサイクルして使っているので、市販のシャンプーやリンスを使うことはできません。

ふだん石けんで頭を洗っていない人は、最初は髪の毛がガビガビになって、海苔のようにくっついて、ペタペタ頭になってしまうでしょう(笑)。でも、次第に慣れてくると、指どおりも良くなりますよ。
ちなみに、私はプーランに宿泊して以来、ずーっと石けんで頭を洗っています。何の問題なく、8年の月日がたちましたよ(笑)。

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たった30分の釣りで獲れた魚の量。これが晩御飯のおかずになる。

食事は共同キッチンでの自炊が基本なのですが、魚なら、プーランから歩いて15分くらいの近くの海で、死ぬほど(笑)釣れます。釣りをする人がほとんどいないためなのか、糸を海にたらせば、次々と魚が掛かって、釣り初心者でも太公望になれますよ。

竿を持ちさえすれば、魚は次から次へと釣れます。でも、自分たちが食べる量以上に獲っても意味がないので、たった30分で釣りは切り上げてしまいました(笑)。釣った魚は、その場で血抜きをしてハラワタを出します。暑い小笠原では、そうしないと腐ってしまいますから…。

魚は新鮮なので刺身でも美味しいし、唐揚にすれば骨まで食べられます。自分で釣った魚をすぐに自分で調理して、自分で食べるのは本当に楽しいですよ。食べ物のありがたさが身にしみます。本来の人間と自然の関係性を思い出させてくれます。

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亜熱帯農業センターから二見湾を眺める。

台風は幸いにして父島を直撃しなかったのですが、風が強く、波が高かったため、最初の3日間は海でのスノーケリングはあきらめました。
しかし、プーランの近くには海以外にもたくさんの自然があります。
先ほどの釣り以外にも、ガジュマルのジャングル探検や、亜熱帯農業センターへの散歩、父島最高峰の中央山へのトレッキングなど、毎日3時間以上は歩き続ける日々でした。

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緑色がかった美しい砂浜の初寝浦のビーチ。遠~い!!

台風が通過する前、「島の反対側にあるビーチなら風や波の影響が少ないんじゃい?」と清水さんに聞き、島の北東にある初寝浦まで歩いていくことにしました。
ああ、ひたすら遠かった~。
精も根も尽き果てました。

まず、初寝浦のビーチに降りる入り口まで、プーランから歩いて一時間半。しかも入り口がわかりづらいために行き過ぎてしまい、30分も余分に歩くことに…。
そして、入り口からは人しか通れない林道の急な下りを、「帰りはこの坂道を登らなければならないの?」と不安に思いながら30分も歩き、ようやくビーチに到着しました。

写真ではわからないのですが、ビーチは細かな粒子の緑色の砂が、白砂に混ざって、かすかなエメラルドグリーンの弓なりの入り江を作り出していました。しかし、台風の影響で波はやや高くスノーケリングは、入り江の右端を少し潜っただけでやめました。
海中は少しスノーケリングで泳いだだけですが、あまりサンゴはないように見受けられました。

帰りの登りは予想通り、相当バテました。
すでに体力はかなり消耗している上に、
重いスノーケリングのセットを肩に担いでの登りです。
登っている途中で、どんどん無口になっていきました。
一度、休んだら二度と動けなくなるじゃないかと思い、
ひたすら登り続けました。
何度、途中で、今日はこのままここに泊まっていこうか…
と思った自分に「待った」をかけたことでしょうか(笑)。
下りは30分だった坂道は、ひたすら長くなり
登りは倍の1時間はかかったと思います。

もし初寝浦に行く機会がありましたら、必ず帰りの登りの体力を温存してビーチで過ごしてくださいね。ここは徒歩の道しかありませんから…(笑)。

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小笠原のメインビーチの小港海岸。遠浅の白砂のビーチが魅力。

プーランから近いビーチは、コペペ海岸と小港海岸。歩いてコペペ海岸まで15分、小港海岸まで30分の距離です。二つのビーチは海でつながっていて、泳ぎに自信があれば、行き来することができると思います。

サンゴと魚、どちらもコペペ海岸のほうが楽しめます。コペペにはスノーケリングポイントのマップが海岸に設置されているので、それに沿ってスノーケリングをすることができます。

サンゴは小港海岸とコペペ海岸の間がもっとも発達していて、魚影もこのあたりが一番濃いと思います。私はスノーケリングで、巨大なアオハタを何度も目にしまた。
そのほか、オレンジや赤、黄色のカラフルな熱帯魚が人をまったく恐れることなく、悠然と泳いでいるのにはびっくりしました。

「泳ぎ釣り」といって、スノーケリングしながら釣り糸を流し、魚が針のえさに食いつくのを見て釣り上げる釣りも初めて経験しました。私は釣れなかったのですが、宿でアルバイトしていたケンちゃんは、30センチ以上の大物を釣り上げていました。

宿に戻ると、その魚を刺身にして、みんなで食べました。
美味しかったですよ~。

(次回は、いよいよ小笠原ドルフィンスイムです。)

06/12 : 小笠原の旅1 「体内時計を変える24時間の船旅」

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父島のジニービーチと南島の間にある、吸い込まれそうな真っ青な海。

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台風一過の荒れた海の中でのドルフィンスイム

最近、近い将来導入される予定の東京湾と小笠原を17時間で結ぶ高速船の話題がニュースでありましたが、私が行った1997年9月上旬は、小笠原までなんと24時間半もかかりました。都心から日本一遠い東京都でした(笑)。

竹芝桟橋から「おがさわら丸」で出航。
24時間という船の旅を想像すると、ほとんどの人は「大変そうだなあ」と思うかもしれません。しかし、実はこの24時間が、小笠原という特別な場所に行くためには、とっても大切だったのです。
きっと一度でも24時間を経験して小笠原に行った人は、次も24時間かけて行きたいと思っているのではないでしょうか。私がそう思っているように…。

小笠原までちょうど半分まで来たころ
そのあたりから体内時計が変わり始めた。
太平洋を流れる黒潮は、
本当に蛇のような黒いうねりで
船全体を包み込み、
私の中にある熱く脈打つ何かを
少しずつ呼び覚ましていった。

そして、黒潮を乗り切ったとたん、
海が突然、青の世界に変わった。
モノトーンの世界が
鮮やかな色彩を帯びたのだ。
その瞬間に、私のからだは
島時計へと切り替わった。

島時計にはあせりはない。
波と風の音や匂い、温度を感じて
ただゆっくりと時が過ぎていくのを
からだが心地よく受け入れていたのだ。

そんな自然とひとつになるための貴重な調整時間
それが24時間の船の中なのだと私は思います。

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宿泊したコテージ「プーラン・プーラン」は自炊の宿。
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父島の中心地から離れたコーヒー山近くの森の中に
プーラン・プーランのコテージはたたずんでいる。

当時、会社を辞めて仕事をまったくしていない時期だったので、会社勤めの今ではとても不可能な長期ステイ、船中2泊・現地6泊の8泊9日で小笠原の海と自然をとことん満喫した旅でした。

24時間の船旅後、私たちを歓迎してくれたのは台風でした。到着してすぐに台風が小笠原付近を通過し、大きな波のうねりがなくなるまで3日間が必要でした。
雨や風が収まっても、荒れた海はなかなか回復しなかっので、その間は海以外の方法で小笠原の自然を楽しむことにしました。
(その模様は、次回アップする予定です。お楽しみに)
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